夏の魔物に会いたかった

LEICA SL2-S

SIGMA 50mm F1.4 DG DN | Art


久しぶりに日記を書きましたって記事から早くも6ヶ月近く経ちました。

みなさまお元気ですか?

とりあえずそれまでに起きたことを事後報告でツラツラと書いていこうと思います。

え?興味が無い?

承知です。

興味を持って下さってる方に向けて書いてますので、そこんとこは押し通します。

先月、8月にまたPlaceMで個展をやりました。

まるで百鬼夜行

今回も我が社が誇る名機
SIGMA fp

SIGMA fp L

sd Quattro
で撮影したモノクロ14点。

サイズは大全紙に焼いたものを24×30のフレームに入れたのですが、ラボのご厚意でなんと、写真家の須田一政さんと小松透さんが使ったという超絶レアなマットを使用させてもらいました。

馬子にも衣裳、そのマットがあるだけで何かしらグッと引き立ったように感じました笑

そして同月からMの階下にある RED Photo Gallery のメンバーになりました。

ギャラリー所属の作家として、今後は偉そうな態度でチミ達と接してみようかと思います。
なんてのは冗談で、調子に乗ってるなって思われるのは本意では無いので、今まで以上に腰を低くしていこうと思います。

低さの理想はリンボーダンス出来るくらい、かな。

芸能人の事務所所属と違って、別に写真のお仕事が貰えるわけでもないし、ギャラリーからお金が貰えるわけでもないです。
むしろ逆で、ギャラリーの運営費を皆で折半して出すっていう話でして。
いわゆる自主ギャラリーってやつです。

写真家は個展を定期的に開催して成長します。

自分の作風を客観視してみたり、自分の師匠からアドバイスを頂いたり、ギャラリーでの発表を前提として日々撮影をしています。

超絶有名な写真家の美術品としての取引以外に、インテリアの一部として一般家庭でも写真を買うという「写真のマーケット」が欧米には存在しており、そこそこ有名でない写真家でも写真作品の売買で生計を立てることが日本よりかは有利だと言われています。
日本では昔から、フィルムさえあれば複数枚プリントすることができる「焼き増し文化」ですので、写真に対して絵画のような価値観を持ち得ていません。

なので作品が売れるわけでもないのに、毎回ギャラリー代を捻出して個展をするのは難しかったわけです。

そこで、1970年代の写真家たちは、志を同じくするもの同士で家賃を折半し、自分たちのギャラリーを作り始めました。これが自主ギャラリーというもの。

お金を払っている以上、自分の個展を開かないともったいないし、展示の回数が増えるので実力がどんどん上がっていく。そんな効果が得られるので80年代から自主ギャラリーが増えました。多いときは全国に100軒近くあったのでは?新宿界隈でも20軒以上ありましたが、今では10軒有るか無いかでしょうかね。

RED Photo Galleryもそんな自主ギャラリーです。

ギャラリーのメンバーに加えても恥ずかしくない、と判断してお誘いいただいたのは大変名誉なことで、今後も益々作品制作に邁進していこうと思っております。






Photographer Yu Kamohara

写真家 蒲原 裕 朧写真ライフ 確固たる信念を持ち 表現を曖昧に

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